絡まった釣り糸が枝や岩に引っ掛って、身動きがとれなくなったり、翼や足に絡まった釣り糸が、だんだんきつく締まっていき、血が通わなくなった部位が壊死してしまうこともあり、鳥が十分な寿命を全うすることが難しくなります。
そうすると、例えば魚の数が増えて水質が悪化したり、死んだ鳥を別の捕食者が食べて二次被害が生まれたり、種を越えた新たな別の問題へと転化することがあります。
しかしもっと大きな問題は釣り糸を放置する意識が、様々な海洋プラスチックごみを生み出す原因となっているということ。ひとりひとりの「まあいいか」が世界中の海洋汚染を生み出し、それがやがて私たちの人体へも影響を及ぼすということを再確認する必要に迫られています。
釣り糸を放棄する人の多くに、悪意はありません。ただ、放棄した後の未来を想像していないだけなのでしょう。これらは世界各国のゴミ問題や、水質汚染、海洋汚染問題にも共通していることです。放棄しても大丈夫という気持ちが積み重なることで、いつか人間が住めない世界が生まれるということを意識することが大切なのかもしれません。
「意識は言葉になり、言葉は行動になり、行動は習慣になり、習慣は運命になる」というマザー・テレサの言葉があるように、地球はそれぞれの意識や行動、習慣に根付いて完成されています。
最近は、自然界で分解される様々なプラスチック代替品も開発されています。ゴミを放棄しない、ゴミを拾う、といった基本的な行動はもちろんですが、このような環境を意識した商品を意識的に選択することも立派な活動の一つと言えるのではないでしょうか。
米国シアトルの写真家クリス・ジョーダンによるアルバトロス(アホウドリ)のドキュメンタリー映画「ALBATROSS」。この映画の中にはプラスチックを誤飲して死んでいったアホウドリや、餌と間違えて雛鳥にプラスチックを与えている親鳥のことなどが克明に映し出されています。
自然から資源を搾取しながらも、環境意識に無関心である現代人類。そんな私たちが直面している問題の現実について、「ALBATROSS」は大きなメッセージを伝えてくれています。
また、制作チームも「私たちの時代に向けて、愛、美しさ、希望の提供としてALBATROSSが世界に飛び立つことを望んでいる」と発信しています。
私たちはこのプロジェクトに心より賛同し、定期的に上映会を開催していきます。
未来の地球はどうなっているでしょうか? ゴミを回収する量が増えることも大切ですが、そもそもゴミを生み出す量が減ることで、様々な問題が解決されるのではないでしょうか。人間が生態系にアンバランスな影響を与えることは、巡り巡ってやがて私たち人間の問題へと返って来ます。
現在、地球が抱える問題は、海洋汚染、大気汚染、森林伐採、異常気象など、それぞれが複合化し、表面的な解決方法では進展が難しい局面を迎えてきています。
それらの問題に対して抜本的解決を行うためには、原因の根である人の行動意識を根治する必要性があります。
私たちは、テグスと鳥の問題を入り口として、人々の環境に対する意識にアプローチし、生物の多様性と生命の循環を本来の形に変えていくきっかけとなるよう生命体間を越えたSDGsを目指します。
Educational Entertainment
これからの循環型社会の在り方を楽しく学び、意識を成長させる「人と環境を繋ぐエンターテインメント」を提供します。
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